タグ別アーカイブ: 御茶目新聞

個展がはじまりました/My private exhibition began.

カノン個展_05_900
愛知県碧南市のカフェ・カノンにて。四月いっぱいやってますので、お近くに来られたら、立ち寄ってください(月曜定休)。マスターのおいしいコーヒーを飲みながら、作品を楽しんでいただければ……

カノン個展_01_900
今回は、前回(2015)の東京のトキ・アートスペースでの個展と同様、ドローイングの作品を並べています。東京で展示したのとかぶる作品も多いですが、新作も10点くらい描いてます。また、立体作品や透明作品も置いてます。上の写真(↑)は、5点の大きな作品(60cm角)が並んだ壁面で、作品はすべて「アラクネンシス」というシリーズ(リンク)の一筆描きです。

カノン個展_02_900
こちらの壁面(↑)には、30cm角の作品を13点、並べました。手前の3点がアラクネンシス・シリーズで、奥の10点は絵を紋様化するemonシリーズです(リンク)。また、下の台にはA4、B5、B6、そしてハガキサイズの作品(ファイル入り)を100点以上展示しています。さらに、このブログでときどき紹介した、本を立体化するQ-book作品(リンク)も。手前に見えるのは、やはりこのブログで紹介した御茶目新聞で、手に取って閲覧できるようにしてあります。

カノン個展_03_900
窓際には、INVISIシリーズ(リンク)の透明作品を並べました(↑)。このシリーズは、塩化ビニールに画像を転写して(サーモプリント)、木枠に張ったもので、人体や古代文字など、さまざまな画像が見えます。中央右よりの鳥の作品は、元々あったもので私の作品ではありませんが……出窓の向こうに、碧南の昔の街並が……

カノン個展_04_500
これは、入口のショウ・ウィンドウに飾った、DMに使用した作品。ポストカードサイズの一筆描きで、アラクネンシス・シリーズの『凪』というタイトルです。

御茶目新聞_17:自衛隊、米軍に編入へ。/The Japanese Self-Defense Forces are incorporated into the U. S. forces.

御茶目新聞_17_02_900
御茶目新聞_17 
2015年(平成27年)4月1日(水曜日) 
新御茶目新聞社 名古屋市中区本丸1の1 The Ochame Times
2015.April.1(WEDNESDAY)
今日のモットー ★その手があったか!
 
自衛隊、米軍に編入へ。
自衛隊基地を米軍基地化。隊員は全員米国籍取得。
日本から「軍隊」消滅 九条問題も解決へ

AB内閣は、日本の自衛隊を米軍に編入すると発表した。すでに米軍、米政府とも合意ができており、年内に編入作業は完了するみこみ。自衛隊員は全員日本国籍を離れ、米国籍を取得する。また、国内の自衛隊基地はすべて米軍基地となる。なお、隊員の給料や装備品など、関連予算はすべて日本側の「思いやり予算」でまかなわれる。
自衛隊が米軍に編入されることにより、日本国は「軍隊」を持たない状態となる。したがって、ここに、日本国憲法九条の条文との間に完全な整合性が実現されることとなった。また、議論の多かった集団的自衛権の問題も、問題自体が消失することとなった。
さらに、国内の自衛隊基地がすべて米軍基地となるため、これまで沖縄にかたよっていた「米軍基地比率」が日本全体に分散され、「本土の沖縄化」が実現されることとなった。米軍編入後も隊員・基地・装備はすべて日本に残るため、安全保障面には全く問題は生じない。
また、靖国神社は米国のアーリントン墓地所属の慰霊施設となるため、「靖国問題」も根本的に解決された。
予算面からしても、これまで米国から買いつけていた高額装備品がすべて「国内調達」となるため、かなりの金額が浮くのではといわれている。
またさらに、日本は軍備を全く持たない国となるため、近隣諸国、とくに韓国と中国にも、この決定は好感をもって迎えられるものと期待され、「近隣外交」にも大きく資することとなる。

ABソーリの談話
ボクって、アタマいーよねー!なんでみんな、この手を思いつかなかったんだろー?
石原元都知事の談話
ナサケナイ!

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最近のニュースを聞いていると、「自衛隊米軍編入」の一歩手前まで行ってるような気がします。まあ、身分的には「日本軍」なんでしょうが、実質は「米軍の一部」になろうとしている……そういうことなら、名目上も「米軍」になった方がスッキリするんじゃありません?ということです。いちばんいいのは、憲法九条との整合性が完全に取れるということ。これは最大のメリットではないでしょうか。日本は、この理想的な憲法を失うことがないし、かつ「安全保障」は今までどおり、いや、今まで以上に強固になる……なんせ、「米軍」がいっぱい日本にいることになるんだから、どこの国もうかつに手を出せない……と思っていると、かえって攻撃目標になったりするから、実際はやっかいかもしれませんが……中曽根さんが言ってた「不沈空母」そのもの……とすると、どっかの国なんか、すぐにミサイル打ってきそうな気もしますし……

それと、「集団的自衛権」の問題が雲散霧消するのも大きいかなと。もう、「米軍」になっちゃってるんだから、「集団的」というのはありえないわけで……「沖縄問題」も、本土と沖縄が、より平等な状態に近づきます。ただしこれは、「本土の沖縄化」という「最悪の」方向への平等なんですが……「靖国問題」は、アーリントン墓地付属の慰霊施設とすれば根本解決でしょう。今まで祀られていた「英霊」にもすべて米国籍を与えれば、全員「米軍英霊」に昇格?できます。難しいのは、太平洋戦争で米軍と戦って戦死した方々の「英霊」ですが、これは、太平洋戦争を米国内の「内戦」と考えればいいのかなと。「内戦」が終わればすべて「自国の兵士」ということで……ただ、「A級戦犯」は難しいかもしれませんね。なんせ「内戦の指導者たち」ということになるから……「A級戦犯」は祀らないということにすれば、さらにさらに問題は解決へ……

これから、いろんな国と戦争をやるようになると、「戦死者」をどこに祀るか……それは大きな問題になると思います。今の自衛隊では、「戦争しません」がタテマエなので、たとえ戦闘行為に巻きこまれて亡くなっても「戦死」にはならず「事故死」なんですと……「実質戦死」の「事故死」であっても、靖国に祀られることはなく、それぞれの家のお墓に入る。市ヶ谷駐屯地の慰霊碑で慰霊されることはあるらしいですが……1968年に事故死した自衛官の方が、遺族の反対にもかかわらず山口県の護国神社に祀られてしまったという例があって、裁判沙汰になりましたが……護国神社は靖国神社の地方組織みたいなもんですから、そこまでは行っても、なかなか「靖国へ……」というところまではいかないようです。しかし、自衛隊が米軍の一部になり、靖国神社がアーリントン墓地の付属になってしまえば、これはもう自動的に「靖国へ……」ということに……

「戦争」は、一歩一歩、確実に近づいていますね。「世界秩序の組み替え」なのか……日本は「もう二度と戦争はしない!」という決意で戦後を踏みだしたんですが、それは、実は、「もう二度と<アメリカとは>戦争はしない!」ということだったのでした……ふつう、「軍隊」を持ってるということは、「自分以外」のどことでも戦争をやりまっせ!ということを即意味すると思うのですが、その中に一国だけ、「絶対にココとは戦いません」という国がある……というのはオカシナことで、もし、そんなことが実際にあるんだったら、その国は、タテマエ上は独立国でも、実質は「ココだけは……」というその国の「属国」であるということになります。ABくんは、「日本の自衛隊がアメリカに助けてもらうなら、米軍を自衛隊が助けてこそ平等」みたいなことを言ってますが、軍隊同士であれば、「いつでも敵になりまっせ」ということがあってこそ「平等」じゃないですか。

一方が他方に向かって「アンタとは絶対に戦争しません」という。しかも、「武力」には圧倒的に差がある……これで「平等」なワケないじゃないですか……ということで、「米軍とは絶対に戦いません」というのが「自衛隊」なら、それは実質「米軍そのもの」であるということになります。だったらとっとと「米軍」になっちゃったらいいのでは……ナサケナイ話ですね。「維新の志士」たちが聞いたらどー思うでしょーか……自分たちは、こんなナサケナイ国をつくるために命をすててしまったのか……残念、悔しい……今の自衛隊の中にもそう思ってる人は多いのでは。アメリカとだけ、なにがあっても戦争できないなんて……それで独立国の「軍隊」といえるんだろうか……「北」は平気でアメリカを敵に回すと宣言してますが、「軍隊の姿勢」としては、あっちの方が絶対に正解だと思う。やっぱり、「軍隊」は、持ってしまったら最後ですね……

お茶目新聞_16:号泣元県議、宗教法人設立。

御茶目新聞_16

御茶目新聞_16 
2014年(平成26年)7月15日(火曜日) 
連邦御茶目新聞社 名古屋市中区本丸1の1 The Ochame Times
2014.JULY.15(TUESDAY)
今日のモットー ★泣きゃいいってもんだョ。;
 
号泣元県議、宗教法人設立。
号泣みたま浄霊会
本部は城崎に

「号泣県議」として世界中に知られることとなった元兵庫県議の野々村竜太郎氏が宗教法人を設立。名称を「号泣みたま浄霊会」とし、本部を、日帰りでよく訪れていた城崎に置いた。
「この世界を、うぉーっ!変えたいんですーっ!ぎゃあああ……!!」ということで会員を募ったところ、全世界から入会希望社が押し寄せ、野々村氏を教祖とする新たな新興宗教が誕生する運びとなった。
信者は、世界中から城崎に集まり、野々村教祖の唱導で、「うぉぉぉぉ、この世界をーっ!うわあああ、変えたいんですうっ!!ぎゃああああ」と一斉に号泣する。閑静な温泉街には大迷惑だが、野々村氏と信者たちは、最後には、つきものが落ちたようにケロッとして、「感情的になってすみませんでした」と周囲に謝罪をする。参加者は、「泣き叫んだらスッキリしました。からだも心も浄められたと感じます。」と語っているという。原発、戦争の恐怖、格差拡大、物価上昇とイヤなことばかりのこの時代ゆえか、うっぷんのハケぐちを求める人々が続々と押し寄せ、信者数は増加の一途をたどっている。

社会心理学社・春海社会氏の見解
号泣は最大のカタルシス。でも、大人の社会じゃ許されないでしょ。それを、堂々とやれるしくみをつくった。うまいところに目をつけたもんです。格差拡大で不満を持つ人が増えてるから、この教団はどんどん大きくなるでしょう。

ABソーリの談話
ムフフフ……実は、ボクのスタッフが工作してつくらせたんだよネ。この教団。いいガス抜きと思わない?ムフフ……

ヒゲをはやし、カンロクもついた野々村教祖

ハチマキに「GoQ」の文字

写真キャプション:「号泣教」の大会。教祖の「世界建て直し号泣の祈り」に合わせて全員でぎゃあぎゃあ。ヒジョーにうるさい。

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スゴイ迫力でした。突然、ああなる……昔だったら、まず「なにかに憑かれた」となるところでしょう。キツネツキとか。いわゆる動物霊、低級霊(って、なにが高級なのかわかりませんが)なんかが多かったみたいです。私の知ってる人が、羊を連れて全国を歩いている人を家に泊めたんですが、その晩、その人とコックリさんをやったそうな……すると、羊の霊が現われて、「ワシがこいつに連れられてるんじゃないよ、ワシがコイツを連れて全国行脚してるのさ」とか言ったんですと。憑かれた人の特徴は……そう、突然、ああなるんですね。で、発作が収まるとケロッと正常に戻る……そこには、明白に「カタルシス」がある……

ということで、この人、窮屈な県議なんかやってるより、教祖さんになった方が絶対伸びます。まあ、本人が「宗教なんかヤダ」といえばしかたないけど……もう、まちがいなく、そこそこの信者を集められるんだけどナ……信者が集まれば、それをベースに政界に打って出るという手もあるから、まわりみちに見えて意外に王道なんじゃないかと思うのですが……で、ABくんにガス抜きに使われるわけですね。宗教でも、昔のオウムみたいなガチガチの論理派だと政治家の思うようにはいかないかもしれませんが、こういう「憑きもの派」の場合には、主体性がない分、権力には弱い。そこが、ABくんたちの狙い目にならんとも……

カタルシスという言葉は、ギリシア悲劇にかんして使われてたみたいですが……この言葉は、元々ギリシア語の「カタ」(方向を意味する前置詞)と「リュオー」(流れる)との合成語で、「解かれる」みたいな意味だったようです。すなわち、固まったものが流動化して流れ去っていく……みたいなイメージで、ギリシア悲劇を見ているうちに、固まった感情がほぐれて、それが涙とともに解決される……号泣の効用って、まさにそこですよね。だから、そのあとはサッパリケロリン。まわりはみんな「なにごとか?」と驚くんですが、当の本人は、それこそ「憑きものが落ちた」みたいに正常に戻ってしまう……やっかいなことに。

この状態を、「たましいの浄化」というなら、まさにそう感じる人も多いのでは。しかし、今の「まともな」大人の社会では、はためをかえりみない号泣は許されない……というか、まずだれも、みずからやろうとは思いませんから、なかなか「カタルシス」の機会がない? テレビドラマを見て泣くか、カラオケで叫んで代用にするくらいが関の山……そういうところへ「管理された号泣」、すなわち、その場では、いくら感情を解き放って号泣してもオッケーですよ……という機会と場を設ければ、参加したいという人はけっこう多いのではないかと思います。ということで、「号泣教」は、たぶんまちがいなくはやることでしょう。

号泣すればケロッとなるので、こういう教団は、社会にさほど深刻なダメージを与えないでしょう。エネルギーは解放されて消えてしまうので、それ以上、たとえば社会をゆさぶったり、政権をおびやかしたりすることが、原理上できない。まさに「ガス抜き」だ……これに対して、ホントにコワいのは、やっぱり「論理派」だと思います。独自の論理で理論武装した方々は、ちょっとやそっとの反対では絶対めげないし、力を失うこともない。いや、反対勢力が大きければ大きいほど、ますます、彼らの「物語」は強化される……「憑きもの派」は、こういう「論理派」に利用されることは多いんじゃないかな……

これからの日本。オカシナ物語(虚勢日本物語?)を現実のモノにしようとするABくんみたいな「論理憑きもの派」が主導権を握っている以上、格差は拡大する一方で、不満を持つ人もどんどん増えてくるでしょう。山本太郎さんという方が、園遊会のときに天皇陛下に手紙をわたした報道を見ていたABくん、「アレはないよな」とつぶやいたそうな……とすると、この方、けっこうものごとがよく見えてる人ですね。やってることから受ける感じといささか違って、冷静にものごとを見る力を持っておられる……「憑きもの派」よりは「論理派」の分量が多いような印象を受けました。とすると、やっぱり、かなりやっかいだなあと……

政権としては、「号泣教」を取りこんだ方がいいのか、それともデカクなったら弾圧した方がいいのか……これは、判断がわかれるところかもしれない。いくら「人畜無害」でも、数がまとまってくると、それはそれでコントロールがやっかいになる……さて、どう考えて、どう出るのでしょうか……これは、架空の国のお話……ですめばいいんですけどね。……ところで、野々村さん、おヒゲ、濃い目ですねえ……縄文系なのかしらん……教祖になってヒゲを伸ばしたら絶対似合うと思います。感情を誘いだす紫の衣を着て、大粒の涙のようなクリスタルの首飾り……アタマはハチマキよりも涙をデザインしたフードの方がいいのかな?

お茶目新聞_15:安倍首相、個別的攻撃権を閣議決定。

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御茶目新聞_15 
2014年(平成26年)7月8日(火曜日) 
新御茶目新聞社 名古屋市中区本丸1の1 The Ochame Times
2014.JULY.8(TUESDAY)
今日のモットー ★攻撃は最大の防御也。
 
安倍首相、個別的攻撃権を閣議決定。
憲法九条を9.10へ。
徴兵制、核武装も視野に

日本の安倍首相は、個別的攻撃権を閣議決定した。これは、日本一国のみの判断で世界中どこの国も攻撃できる権利を行使するとの宣言で、近代国家では極めて異例の決定だ。これにより、自衛隊は、安倍首相の命令一つで世界中を侵略攻撃できることとなったわけだが、首相は、「攻撃は最大の防御なり」という格言を根拠に、今回の決定は、憲法九条の主旨に反するものではないと語っている。さらに、「憲法九条を9.10にヴァージョン・アップしたもので、これにより、平和憲法の精神にはますます磨きがかかり、日本はより一層世界平和のために貢献できる。」とさえ述べている。
また、世界中の国を攻撃するためには圧倒的に兵力が不足しているとして徴兵制をしくことを強調し、さらに、原発の中でうなっているプルトニウムを活用して核武装し、世界一の核大国になると宣言した。

ABくんの談話
日本のサッカーも攻撃型になったんだし、国も攻撃型にシフトしなくちゃね。サッカーだと、1点取られても10点取れば勝ちでしょ。戦争でも、1億殺されても、10億、100億殺しゃあ勝ちなのよ。日本のお母さんたち、どんどん子供たちを産んでちょーだいね。ボクが、立派なヘータイさんにしてあげるからね。それと、やっぱ、核武装ね。アメリカもロシアも中国も目をむく核大国になって、核で世界を支配する……ムフフ、オレが、「核のボタン」を握る日も近いぜっ!
《質問》核のボタンを総理が握ったら、押しますか?
ABくん:当然。ボタンって、なんのタメにあるの? 押すためでしょーが。ムフフ……楽しみだなあ……。”ポチッ”とね。ムフフ。

オバマ大統領の談話
あかん……狂っとる……

河村名古屋市長の話
もえりゃーおそぎゃーひとだなも。ぶるる。

…………………………………………

私は、スポーツにはあんまり興味がなくて、サッカーも試合自体は見なかったんですが……それでも、ニュースなんかで報道されているところによると、日本サッカーって、「攻撃型」にシフトしたんですってね。で、そういうもんかいな……と思ってやってる映像を見ていても、外国の方々の「攻撃性」にはほど遠いような気がします。というか、もう全然、モトが違うというのか……身体能力も反射神経も獰猛さも、まるで別種の生物のごとく過激に異なる……つくづく、日本人って、「攻撃」には向いてないというか、ジェントルなんだなあと思いました。サポーターの方々が、試合後にゴミ拾いをしている姿が、あっちの方々から見ると「シンジラレナイ……」ということだったみたいですが、そういう姿勢は選手たちにも反映されていて、ホント、元々持ってるものがジェントル……こんな国が、数十年前に、あのアメリカとホンキで戦争やったなんて、やっぱ、シンジラレナイ……

私は、これは、「日本語」の特質なんじゃないかと思います。角田忠信先生の『日本人の脳』という本の話は前に書きましたが、日本語は、世界の中でもかなり特殊な言語らしくって……波の音や虫の声などの「自然音」を、日本人は左の「言語脳」に入れるんだけれど、日本人以外の世界の人は、みんな右の「音楽脳」に入れるんだとか。これは、人種とか関係なくて、たとえば同じモンゴロイドでも中国人や韓国人なんかもみな右脳に入れる。世界中調べてみると、日本人と同じ脳の構造の人は、太平洋の諸島の方々だけであったとか……で、この地域の人の言語が、また日本語によく似ていて、いわゆる「母音言語」なんだそうです。で、たとえば、白人とかでも、日本で、日本語で育った人は、日本人と同じように「自然音」を左脳に入れる。「言葉」として聞いているんですね。だから、「脳の構造」は、その人のネイティヴになってる「言語」で決まるんですと。

サッカーの試合を見ていて、つくづくこのことを感じました。日本人って、「攻撃」には向いてないなあ……世界では、いろんな独裁者が何十万人、何百万人と殺しまくっていますが、日本人の場合、いくらがんばっても信長くんどまり……ABくんは、日本人を洗脳して「攻撃型」にシフトさせたいみたいですが、ソレ、やっぱりムリちゃいますか……まあ、戦争なんて、やりたい人どうしがどっか関係ないところでやってくださいと、それも素手でね……ホント、関係ない人まで巻きこまんでほしいもんです。今からもう30年以上前ですか、中曽根さんの「浮沈空母」発言があったときに、「日本も将来徴兵制になるかも」といったら、まわりの人に「そんなコトあるわけないじゃん!」と笑われましたが……しかし、それがもう、濃厚に現実味を帯びてきました。「核武装」も、われわれ日本の中にいる人は、「ソンなコトあるわけないじゃん」ですが、世界から見るとどーなのかな? 

少なくともIAEAは、可能性じゃなくて現実性としてみてるんじゃないでしょうか(IAEAは、その予算のなんと7割を、日本の核武装監視にさいているといってる人もいるようですね……25%だという人もいるけど)。世界では、たぶんそういう見方、つまり、日本が核武装するんじゃないかと思ってる人は多いと思う。知らぬはわれわればかりなり……なんですが、さて、どーなんでしょーね……政治オンチの私にはわかりませんが、少なくとも、日本の原発の中には、北朝鮮なんか目じゃないくらいの「核武装」をして余りあるプルトくんがうなってると思います(2000発分?ともいわれてますが)。「ソンなコトあるわけないじゃん」が「徴兵制」で崩れた今、「核武装」も……悪いことはいいません。日本人には「攻撃型」はむいてませんぜ、ABくん……彼って、なんか、やっぱり「ヘン」な人だと思いますね。奥さんのいうこと、もうちょっと聞いた方がいいんでは……

あの戦争(太平洋戦争)が終わって70年。覚えてる人は、もうほとんどが後期高齢者になってしまっている……ABくんも知らないんでしょうが、「身にしみて知ってる」かどうか……これは、大きいのかも。今、若い人のほとんどは無関心で、ABくんが中国とか韓国をやっつけてくれるんならいいや……と思ってる人も多いのかもしれないけれど、その「やっつける」のは、実際にはダレなの?ということじゃないでしょうか。むろん、ABくんがタマのとぶところに行くわけはなくて命令するだけ。行かなくちゃならないのは、結局自分たちだ……そうなった場合、どうするんだろう……というか、もう、そうなることは、ほぼ確実……なんか、自衛隊員募集のCMを急にTVで流すようになりましたが、これも不気味です。おそらく、辞めたいという隊員がけっこう多いんじゃないだろうか……以前、滋賀県のある神社の絵馬に「武運長久」と書いてあって驚きましたが……

一瞬、タイムトンネルに迷いこんだか?という錯覚を覚えましたが、まさに今の今、書かれた文字……で、よく見ると、書いた人が、韓国の方でした。推察するに、この人は、観光とか留学でこの神社を訪れたんだけれど、自分はもう、韓国に帰れば兵隊さんにとられることがきまっていて、それで……これからは、神社に、こういう絵馬を奉納する日本人の若者が増えるんじゃないかと思います。徴兵制……コワいですよ。って、私も知らないんですが、でも、想像すると……自分の未来が、そこですべて吹っ飛んで消えてしまう……もしかしたら女性も、こんどは免れないんじゃないかな? ABくん、「女性が活躍する社会」なんて言ってますから……サッカーに興じていられるうちはいいんですが、その裏に、ピッタリと死体の焼ける匂いがはりついて……って、私も、その匂いは知らないんですが、河村さんじゃないけれど、おそぎゃーことですな。ホント。

お茶目新聞_14:尖閣山、38万km隆起、月に刺さる!

御茶目新聞C_14_940

御茶目新聞_14 
2014年(平成26年)7月1日(火曜日) 
汎御茶目新聞社 名古屋市中区本丸1の1 The Ochame Times
2014.JULY.1(TUESDAY)
今日のモットー ★ウサギにメーワクかけちゃダメよ。
 
尖閣山38万km隆起、月に刺さる!
領土問題、月へ。

隆起を続けていた尖閣山は、その高さがついに38万kmとなり、月に刺さった。これで、月は、地球の衛星から地球の一部となったわけで、日本政府は、尖閣諸島が元々日本の領土であったという理由から、早々と、月も日本の領土であると宣言した。しかし、尖閣諸島について、日本と同じく領有権を主張していた中国・台湾の両国も、時を同じくして月は自国の領土であると宣言し、「尖閣問題」は、ついに、宇宙規模の領土問題へと発展することとなった。
さらに、ここへきて、今までは日中台3国の問題であるとして一切関与してこなかった米国が、その態度を豹変させ、月は本来米国の領土であるとの発言をくりかえしはじめた。その根拠は、1969年のアポロ11号の月面着陸で、これにより、月はすでに米国の領土になっていたと主張。しかし、この発言には、三ヶ国に加えてロシアが強い反発を表明しており、日・中・台・米にロシアを加えた五ヶ国の間で、今後「月の領有権」をめぐって熾烈な争いが展開されるのは必定とみられている。
なお、尖閣山頂の台湾製ゴムボートの上で激しい肉弾戦を展開していた日中両首脳には、尖閣山の高さが一万mをこえた時点で、両国からそれぞれ宇宙服が支給されており、両者の戦いは月面上に舞台を移して今なお続行中。月では、重力が1/6のため、さらに華麗な展開となっている。

月にささった尖閣山の先端に「尖閣山頂」の文字
月のウサギも宇宙服を着てひとりごと「ヒマやのう……」

尖閣山が伸びて、月に刺さるプロセス
あちち……ぶすっ!!

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一口に38万kmといいますが、これ、たいへんな距離ですね。アポロの方々、よく行ったもんで……この計画以来、地球人って、宇宙に行ったといっても地球のまわりをぐるぐる回ってるだけでしょう。最近若田さんで話題になったISSでも高度400km。月までの距離の、なんと950分の1だ……これ、「有人」にかんしていうなら、人類の「宇宙力」は、45年前の1000分の1くらいになっちゃったってことですね……今、メモリ容量なんかは10年で1000倍になってますけど、「重厚長大」の典型である「有人宇宙飛行」は逆のプロセスで退化の一途をたどってる……中国なんか、行くのかもしれませんが、どうなのかなあ……

と考えてみますと、つくづく、45年前の「アポロ計画」って、無茶苦茶なもんだったと思います。とにかく60年代のうちになにがなんでも月、行くでーというケネディさんのツルの一声で、みんな「最終ゴール」を目指してがんばって……で、なんと実現させてしまったわけですから。45年前の技術って、どんなもんだったのか……とにかく、コンピュータ関連はもう今とは比較にならないくらい初期の初期だから、これはもう「人力」でエイヤッという「気合い」で行っちゃったとしか言えないんでしょうね。つくづくスゴイと思います。もうピラミッドとかオーパーツの領域に入っちゃってる感じがします……

「尖閣山」が38万km伸びれば、その中にエレベータを仕込んで、月旅行はずっと楽になると思います。38万kmという長距離ではなくても、地球の静止衛星までの「宇宙エレベータ」のアイデアはずっと前からあって、SFにもたびたび登場しました。人工衛星の軌道は、低軌道(高度2000km以下)、中軌道(高度2000km以上35786kmまで)、高軌道(高度が35786kmより上)の3種類だそうですが、これでいくと、ISSなんかは低軌道でもかなり低い方ですね。また、高軌道の下限の35786kmという数字は、地球同期軌道と呼ばれていて、静止衛星は、ほぼこの高さになるんだそうです。なぜか……は、私にはわかりませんが……

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推測ですが、地球の自転と同期しようとすると、高さによって速度が決まってくる。たとえば、ISSみたいに低い衛星は、静止状態を保持する速度では高度を保ちきれなくてそのうち地球に落下してしまう。かといって、高度がものすごく高くなると、静止状態の維持速度を出すと地球の重力を振り切って宇宙の彼方に行ってしまう。なので、その高度で静止状態を保てる速度における遠心力と地球重力の釣り合う点の高度が35786kmということになってるんじゃないかと思います。まあ、理科系オンチの私の推測なのでまちがってるかもしれませんが……それにしても、細かい数字で出してるもんですね(月までの距離の1/10弱ですか……)。

だから、「宇宙エレベータ」を実現しようとすれば、衛星の高度はこの高さ、つまり35786kmくらいでないといけない。それ以下でも以上でも「静止衛星」にならないので、もし実現しようとすれば伸縮自在の「宇宙エレベータ」をつくらないといけませんが、ねじれたりぐるぐる巻きになったりしてタイヘンなことになりそう……したがって、尖閣山が38万km伸びても、月までの「宇宙エレベータ」はムリということになりそうですね。尖閣山に意志があって、とにかく月に刺さるんだということで伸びていって、ピンポイントで刺さることはできても、その後の地球と月の相対位置のズレによってすぐに表面から引きはがされてしまう……

なので、尖閣山が月に刺さった状態を保持できるのはマンガの中だけということになりそうです。あるいは、尖閣山頂が強力に月に接着して、月の公転速度を「静止衛星」状態に変化させたとすると、結果として、月の公転速度は今よりかなり早くなるので、強力な遠心力が働いて、尖閣山が途中でちぎれて、月は尖閣山頂をくっつけたままで宇宙の彼方にはねとばされてしまう……そうすると、月面で戦っていた両首脳も同じ運命で、日本と中国は、「首脳」を失うわけです。この場合、日本では、副総理(麻生サンでしたっけ?)が総理に昇格するのかな? 中国ではどうなんでしょうか……No.2ははたしてだれなんだろう……

もう、これ以上ないほどくだらない話になってきましたので、このへんでやめます。なお、人工衛星の軌道にかんしては、すごいサイトがありました。個人の方がつくられたもののようですが、今、現在、どんな人工衛星がどういうふうに地球のまわりをまわっているのかがグラフィック表示されます。しかも、時々刻々の動きで……これは、ホントにすごいです。ちょっと感動……かな。
http://homepage2.nifty.com/m_kamada/javascript/satellite/index.htm

お茶目新聞_13:尖閣隆起とまらず、新大陸出現。

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御茶目新聞_13 
2014年(平成26年)6月24日(火曜日) 
聖御茶目新聞社 名古屋市中区本丸1の1 The Ochame Times
2014.JUNE.24(TUESDAY)
今日のモットー ★大きいことはいいことかもね。
 
尖閣隆起とまらず、新大陸出現。
「尖閣大陸」と命名 日本の領土へ編入
〜中・台も自国領へ〜

先頃、一旦沈下したあと隆起を始めた尖閣諸島は、元々の面積を回復したあともさらに隆起を続け、ついに東シナ海はほぼ消滅。新たな大陸級の陸地が出願することとなった。この「尖閣大陸」は、台湾と琉球列島をのみこみ、中国の江蘇省から広東省にかけての沿岸、韓国南部、日本の九州地方、フィリピンのルソン島北部に接岸、その半径は千kmを越え、さらなる隆起と拡大を続けている。
日本政府は、尖閣諸島が元来日本固有の領土であるという立場から、この「尖閣大陸」にも領有権を持つと主張し、日本の領土へ編入する方針。しかし、中国・台湾も同じ理由から自国の領土へ編入すると宣言し、以前は海洋権益をめぐる争いの様相が濃かった「尖閣問題」も、ここへきて、にわかに「国境線紛争」の様相を強めている。
一方、今やエヴェレストにせまる8千m級の高山となった「尖閣山」の頂上にとりのこされた台湾製ゴムボートの上での日中両首脳の肉弾戦はまだ続いている模様。空気の薄くなった山頂での戦いは、しだいにデスマッチのような状況となってきた。

ABソーリの談話
ハァ。ハァ。習くん、キミ強いね。ボクのボディガードやる気ない?

習主席の談話
ABくんもシブトイね。ハァ、ハァ。そろそろおなか痛くならんかね?

石原元東京都知事の談話
うーん、やっぱり買っときゃよかったナ……

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地殻の構造からいって、こういうことはありえないと思いますが……でも、ありえないことでもなんでも書いてしまうのが御茶目新聞ということで……それで、今回書いてみてはじめてわかったのが、尖閣諸島の位置と申しますか、まあ、千キロの範囲に広がったら……ということで地図上に入れてみますと、意外に台湾に近い。中国にも近い。これ、台湾や中国の立場に立ったら、なんでこのすぐ近くの島が日本のものなの?ということなんでしょうが……でも、ホントにいちばん「所属」にふさわしいのは、やっぱり琉球列島(南西諸島)だと思います。

海底地形で見ると、種子島や屋久島から沖縄諸島の連なりのすぐ北側には、少し深くなっている沖縄舟状海盆(沖縄トラフ)が形成されていて、この海盆の北の崖が、尖閣諸島から久場島、大正島までは海上に出ていますが、そのあとは海中ですっと続いて長崎の五島列島にまで至ります。なるほど……これは、まさに大陸棚の辺縁で、大陸の国、中国からすると、だから自分の領土なんだと……でも、この説でいえば、日本列島そのものも大陸棚の付加体なので、結局中国の一部ということに……(まあ、実際に、中国の人はそういう感覚なのかな?)

いずれにせよ、東シナ海自体は、海底地形で見るとホントに浅い海ですね。この浅い海(大陸棚)が沖縄トラフで一回区切られ、琉球列島の高みを越えて太平洋に落ちこむ……この東シナ海の東は朝鮮半島と九州で区切られ、西は台湾で区切られる。日本列島は、大陸棚の付加体であるといっても、大陸との間にけっこう水深のある日本海があるので、なんとなく大陸と切り離された独立した諸島の趣はあります。これに対し、尖閣諸島や沖縄諸島を含む琉球弧の全体は、ホントに大陸棚の端に位置する……しかし、そこは、実は「陸」と「海」の境です。

こうも考えられる。大陸から見れば「大陸棚」であっても、海の側から見ると、そこは巨大な太平洋の端部……すなわち、大きな海の一部であると。人間は、陸に住むから、陸を基準にして「領土」を決めますが、もし、海を基準にしてものごとを考えるということになると、いろんなことが違って見えてくるのでは……この考え方からすると、日本列島も、大きな海である太平洋の辺縁帯ということで、ユーラシア大陸の東側は、琉球弧、日本弧という二つの辺縁帯を経て太平洋につながっているということになります。(さらに、アリューシャン列島も)

まあ、いずれにせよ、海底地形図を見ていると、なんだか「領土問題」というのもどうなのかなあ……という気分になってきますね。それよりも、なによりも重大なことが、実は、この海底で起こっているような気がします……まあ、その一端が、先の3.11の東日本大震災で現われたわけですが、あのざわつきは、海にとってはまだほんの一部……序章にすぎないのではないか……海は、わからないことがあまりに多過ぎて……いろんな学者さんたちがいろいろ調べているけれど……そして、いろいろ言うけれど……「海の本心」をきいてみたい気がします。

小松左京さんの『日本沈没』は、日本の海底探査船が日本海溝を調べるシーンからはじまってましたが……その日本海溝で、あのマグニチュード9という信じられないような大地震が起こって、その余波はまだ続いています。人間は、たいがい陸のことしか眼中になく、海は「資源」としてしか考えないけれど、もういちど「海中心」の思考をしてみたらどうでしょう……人は、海によって生かされているのだし、海からのたよりなしには生きていくこともできない……ものごとをきちんと考えるためには、「海」のことは外せないなあ……そう思います。

海底地形の参考に↓
http://islandstudies.oprf-info.org/jp/info_library/senkaku-islands/03_ocean/03_ocean001/#prettyPhoto

お茶目新聞_12:尖閣隆起、領土問題再浮上。

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御茶目新聞_12 
2014年(平成26年)6月17日(火曜日) 
大御茶目新聞社 名古屋市中区本丸1の1 The Ochame Times
2014.JUNE.17(TUESDAY)
今日のモットー ★人生 浮いたり 沈んだり……
 
尖閣隆起、領土問題再浮上。
両首脳、山上で肉弾戦

一旦海面下に沈んでいた尖閣諸島が突如、隆起をはじめ、海上に現われた島々は、みるみるうちに元の尖閣諸島の姿となった。しかも、隆起がはじまったのは、安倍首相と習近平国家主席が台湾製のゴムボートの上でがっちりと「友好の握手」を交わしていたちょうどその時で、ゴムボートはそのままもちあげられ、尖閣諸島の最高地点である魚釣島奈良原岳の頂上(標高363m)に取り残された状態に。上空からの観測によると、両首脳はゴムボートの上で肉弾戦を展開中。安倍首相が鍛えあげた柔道の技をくりだせば、習主席も太極拳の奥義でこれに応じ、いつ果てるともしれぬ戦いとなっている模様。日中両国の平和・友好ムードも、この「尖閣再浮上」によって一気に吹きとび、以前にもまして「戦争への危機」が高まってきた。今回の隆起も、やはり先回の突然の沈降同様その原因は不明であるが、巷では、「悪魔のしわざか?」との噂もささやかれはじめている。

ABソーリの談話
力による現状変更は許さんぜ、習くん。力ワザなら負けへんで!

習主席の談話
ムフフ……ABくん、毛主席免許皆伝のボクの必殺技にかてるかナ? ムフフ……

石原元東京都知事の話
若いのう……まさに太陽の季節だねェ……まァ、日本の領土が再浮上で良かったねェ。

尖閣魚釣島奈良原岳上空での両首脳空中決戦

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沈んだものはまた浮いてくる……取りあってたお菓子がなくなっちゃうとケンカもやむけど、目の前にお菓子が出てくるとまた大ゲンカ……という単純な?……領土をめぐって争うなんて、なんかレトロな?感じです。安倍さんが柔道をやっておられたのかどうかは知りませんが、なんとなくスポーツには縁がなさそう? 調べてみますと、柔道をやっていたのは、一つ前の野田さん。それと、ロシアのプーチンさんも。一方、習近平さんの太極拳はどうかな……と思って調べてみましたが、とくに彼が太極拳をやっていたという記載は今のところみつかってません。ちょっと前に首相だった温家宝さんは、マカオで太極拳を楽しんだ……みたいな記載はありましたが……

じゃあ、石原元都知事と柔道の関係は……と思って検索すると、石原さんが、「西洋の柔道って、けだもののけんかみたい」と発言して物議をかもした記事ばっかり出てきます。うーん……思っていても(ですよ、)言っちゃいかんこともある……それをあえて言う……彼って、いつもこのスタイルで、この点は仲良しの橋下さんと似てますね。尖閣の問題でも、『都が買う』という彼の一言が火をつけた。まあ、遅かれ早かれ……かもしれませんが、確信犯的放火魔であることはたしかです。この問題、いったいどこへ続き、どう決着するんだろう……と、ひとごとながら気になりますね。まあ、ケセラセラでなるようになる……ならんようにならんのでしょうけれど。

お茶目新聞_11:尖閣沈没、領土問題解消。

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御茶目新聞_11 
2014年(平成26年)6月10日(火曜日) 
万邦御茶目新聞社 名古屋市中区本丸1の1 The Ochame Times
2014.JUNE.10(TUESDAY)
今日のギモン ★もともとダレのもんだったんだろう?
 
尖閣沈没、領土問題解消。
神の恵みか?戦争回避へ

東シナ海の尖閣諸島が、一夜のうちに海中に沈み、海面上の陸地はすべて消失した。争いの対象となっていた島がなくなったことにより、日中両国の間の尖閣をめぐる領土問題は、解消されることとなった。
尖閣諸島の急激な沈没の原因は不明だが、沈没が尖閣諸島に限定されているところから、巷では、これは、両国の争いをみかねた神様が、沈めてくださったのではないかという噂もささやかれている。ともかく、紛争の原因そのものが消滅したことによって、不測の事態が戦争へと発展する危険性がなくなったばかりか、日中両国の間には、これを機会に、これまでのわだかまりを捨てて仲良くしようという気運が高まりつつある。この友好ムードを受けて、安倍首相と習近平国家主席は、かつて尖閣諸島があった海域に浮かべられた台湾製のゴムボートの上で、がっちりと固い握手を交わした。これで、石原元都知事の「買収宣言」以来ゴタゴタが続き、戦争への発展さえ懸念されてきた「尖閣問題」にも一気に決着がつけられることとなった。

ABソーリの談話
良かったネ……イヤ、実はボク、もともと中国とは仲良くしたかったんだよネ。いろんな意味でね……

習近平主席の談話
ま、中国は大人(たいじん)の国ですしね。

石原元東京都知事の話
なくなっちまったモンは、こらもーしょーがないわな。まっ、ケセラセラだわねー(ザンネンだけど)。

25°44′42″N 123°38′30″E(尖閣諸島の座標)
がっちり

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尖閣はダレのもの?……少なくとも、私のもんでないことはたしかです。石原元都知事が「都が買うぞー」と叫んだので、あわてて野田さんが「国有化」……ということは、売った人がいるわけなんですが、中国や台湾にも、この島の「所有者」という人がいたのかな?……でも、よく考えてみると、もともとはダレのものだったんだろー……ということになりますと、地球上の土地という土地はすべてそうで、役所に登記がしてあるかどうかしらないけれど、「土地の所有権」って、どこまで主張できるんだろー……すくなくとも、その国の法律以上に主張することはできないので、オレの土地だ!といってても、他国が「もともとわが国の領土だ」といいだせば、個人の所有権なんか無視されてしまう……ということは、尖閣を「所有」していた人の「所有権」も、中国の法律には通じないわけなので、それを日本国が買おうが東京都が買おうが、中国からみたら「カンケイない」ということにはならないのかな……

ということで、「土地の所有権」ということを考えはじめると、これは、なんか解決のつかない迷路に入りこむような気がするんですが……でも、その土地が地球上からなくなってしまえばコトはカンタン。一切の「所有権」が消滅する。「領土」あっての「領海」なんでしょうから、地球上の陸地が全部沈没して「海の惑星」になってしまえば、すべての「領土問題」は一気に解決してしまうわけで、ホントはこれがいちばんいいのかもしれません……まあ、陸上で暮らしてるのは人間だけじゃないので、いろんな生き物が人間の「領土問題」のワリをくって水没しなきゃならんのは気の毒ですが……今回の尖閣の沈没にしても、島に生えてた植物やいろんな動物はおそらく全滅したわけで、かわいそう(沈没しとらんて!)……中国は、西沙諸島でしたっけ、なんか、どっかの島のまわりに勝手に陸地をつくって島を広げて「領有権」の確保にやっきになってるという話ですが、日本も似たようなことを……

日本の最南端とされる「沖の鳥島」ですが、小さい岩礁なので、水没したら困る……ということで、1987年から「災害復旧工事」ということで、コンクリートで囲み、チタン製の防護ネットで岩礁全体を覆ったり……なみだぐましい努力で「領土」を守ってるんですが……でも、もしこの「沖の鳥島」が水没してしまいますと、「日本の国土面積38万平方キロを上回る排他的経済水域が失われる」(ウィキによる)そうで、これ、けっこう深刻な問題みたいです。それで、あの過剰護岸……で、工事費285億円だそうですが、広大な排他的経済水域にはかえられない……ちなみに、日本の排他的経済水域の広さは、アメリカ、フランス、オーストラリア、ロシア、カナダについで、世界第6位だそうで、細かい島を広範囲に持ってる日本は、やっぱり「海の国」なんですね……ちなみに、中国は、あれだけ陸地面積が広くても、排他的経済水域では第15位……(日本の五分の一くらい)

ということで、日本も「領土」を守ろうとして必死なんですが、ただ、中国と違うのは、「領土問題」のない「沖の鳥島」でやってるということ……と思ってウィキをよく読んでみますと、2003年以降、中国と韓国が、「沖の鳥島」を中心とする日本の排他的経済水域に「異議」を申し立ててるんですと……位置関係から見て、中国、韓国の主張はちょっとなあ……とは思いますが、じゃあ、この「沖の鳥島」、もともとはダレのもんだったんでしょうか……16世紀から18世紀にかけて、スペイン、オランダ、イギリスが次々と「発見」してるんだけれど、1920年には、国際連盟によって日本の委任統治領になってる……「沖の鳥島」の名が最初に現われるのは1929年だそうです。戦後、一時期アメリカの施政権下におかれるが、1968年、小笠原諸島とともに日本に「返還」され、東京都小笠原村沖ノ鳥島1番地(北小島)2番地(東小島)となっていて、郵便番号まである(100-2100)。

石原元都知事が、「尖閣買うぞー」とのたもうたときには、「ナニを言いだすやら?」と思いましたが、東京都って、こういう「離島」を、実はイッパイ持ってるんですね……だから、というわけじゃなくて、石原さんのは、彼独特の……だったんでしょうけど、なんか、「東京都の排他的経済水域」って、もしかしたらものすごく広いんじゃなかろうか……と思ってしまいます。いずれにせよ、こういう離島とその排他的経済水域をめぐる争いは、漁業権もあるけれど、結局は「海底資源」の取り合い……尖閣周辺の海底には、イラクの全埋蔵量に等しい石油が眠ってるかも……という話もあるみたいですが、その収奪戦ということになると、智恵のあるサルである人類、その智恵をどう使うんじゃー??ということになりますね。醜い話ですが、それで殺し合いがはじまっちゃ、殺された人も浮かばれません。でもまあ、争いのタネの島が沈んじゃったから、メデタシめでたし……(沈んどらんって!)

お茶目新聞_10:大飯判決文にノーベル文学/平和賞

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御茶目新聞_10 
2014年(平成26年)6月3日(火曜日) 
尾州御茶目新聞社 名古屋市中区本丸1の1 The Ochame Times
2014.JUNE.3(TUESDAY)
今日のモットー ★まともがいちばん!
 
大飯判決文にノーベル文学/平和賞
史上初W受賞

大飯原発運転差止請求に対する福井地裁の判決文は、そのストレートな表現がまずネット上で話題となり、各国語に約され、その格調の高さと論理の正確さ、そして理念の高潔さから、判決文としては異例の世界的な反響をよび、今回のノーベル文学賞、平和賞のダブル受賞につながった。
ノーベル文学賞は、これまで、作家個人の文学的業績に対して贈られてきたものであるが、過去には、バートランド・ラッセル、アンリ・ベルクソンなど、思想家の受賞もあった。しかし、判決文の受賞ははじめてで、「文学」の持つ意味と拡がりを改めて考えさせられる出来事といえよう。
また、平和賞は、周知のとおり「平和」に貢献した人物や団体に贈られるが、やはり裁判の判決文が受賞したのははじめて。しかし過去には、法律関係で、万国国際法学会が受賞(1904)した例もある。今回の福井地裁の判決文では、人格権の絶対優先が明記されており、平和賞の理念にある「人権擁護」そのものであると評価されたと考えられる。
政府は、判決文が地裁のものである点から、今回の受賞を無視し、原発推進の方針になんら変わりはないとしているが、今後、国際的に見て、原発の推進政策に大きな影響が出るのは避けられないと考えられる。

ABソーリの談話
ま、高裁も最高裁もあるしね……ムフフ。それと、ボクが「積極平和賞」もらってるの忘れてない? 積極、ポジティヴなんだよネ……ということで、今後とも、原発積極推進、積極販売、経済優先と生命軽視でガンバルぞー!

大飯発電所3号機及び4号機の原子炉を運転してはならない。福井地方裁判所
Embargo to operate nuclear reactors @ Ooi.

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大飯原発運転差止請求の判決文、全文読みました!……なんというか……まともだ!……こういうブログなんかで「まともな」ことを書くのはカンタンですが(責任がない……わけじゃないが、比較的軽いから)、国を動かすいろんな機関の人が、「まとまな」ことを書くのはさぞタイヘンだろーなーと思います。しかし、この判決文は思い切り「まとも」です。

これ、こどもが読んでもわかる論理だ……淡々と、しかし正確に、まともなことをまともに語ってます。だからすごい。「感動した!」という人が多いですが、私も感動しました。ようやく、まともな見解に当たった……狂人ばかりの輪の中に、正気できちんと立ってる人を見つけた気分……

まず、「平和賞」の方は、その理念からして、ピッタリ当てはまると思います。ウィキによれば、平和賞の受賞対象者は、「国際平和、軍備縮減、平和交渉だけでなく、人権擁護、非暴力的手法による民主化や民族独立運動、保健衛生、慈善事業、環境保全などの分野にも及んでいる」と書かれていますが、「人権擁護」はそのまま当てはまるし、「環境保全」も当然該当する(なぜなら、ダントツの環境汚染は放射能だから……この点は、判決文にも触れられています)。さらに、原発から出るプルトニウムが核兵器とダイレクトにリンクしていることから、「国際平和と軍縮」にもやっぱり当てはまる……

先頃、座間市の主婦の発案で、「憲法九条にノーベル平和賞を」という呼びかけが、ノーベル委員会に受け入れられた(推薦受理)ということで話題になりましたが、そのときの「受賞対象者」は、日本国民全員だったそうです。この大飯判決文は、狭義の対象者は福井地方裁判所になるのでしょうが、さらに広く、日本国内、いや海外でも、「原発ダメ」と思ってる人全員が対象者になるのでは(さらに、死の灰のツケを回されるこれからの、未来のこどもたちも)……

ゲンパツは、ゲンバクと並んで、いや、それ以上に「平和」に対立し、破壊するもの……それは、単に「人類」とか「地球」とかのレベルにとどまらず、さらに宇宙の根源的な……と、私は思ってるんですが、そこまでいうと「なんかのカルト?」とか思われて、たぶんまともに受け取られません。しかし、今回の大飯判決文は、マトモもまともで、ほんとにこれ以上マトモな文章はないくらいマトモです。直球ストレートでだれの心の論理にもストンと落ちる。どう考えても、これを反駁しようとする論理はすべて「詭弁」にならざるをえない……

以前から、「原発ダメ」は、みんな、きわめてマトモな論理だと思っている……これはたしかだと思いますが、これをきちんとまともに、正面から説いた意見は、やはり少なかったのかなあと思います。私のように「原子は宇宙のゲートになっている」というのは、今の常識からすれば論外扱いかと思いますが(しかし私は確信してますが)、そうでなくても、やっぱりちょっと中心を外れた論理も多かった。それは、どうしても「攻撃的」になるからだと思いますが……巨悪、政府と財界と学会の闇、原子力村、巨大産業と電力業界……etcの「真っ黒なヤツラ」への自然な反発からそうなるんでしょうが……しかし、今回の判決文には、余分な「攻撃性」は微塵もなく、ただ淡々と「まともな」論理を展開している……これ、判決文という性格上、当然といえば当然ですが、やっぱりみごとです。きちんと真ん中に立てば、そこではじめて正確に見えてくる……ただ、それを、論理的に一つ一つ記述していった……そんな印象です。

私が、「文学賞」にふさわしいと思うのは、やっぱりその点でしょうか……「文学」というと、やっぱりパッション、情の世界が深くからむ……そういう意識が主体になるのかもしれませんが、それでも言葉に対する「正確さ」は失ってはいけない。二流……というか、くだらない?ブンガクと、ほんとの「文学」(ヘンな言い方ですが)の差は、やっぱりそこではないかと思います。今回の大飯判決文は、もちろん「情」の世界とは一切関係ありませんが、「正確さ」においては、一流の「文学」になんらひけをとらない……すくなくとも、読んだ際の「言葉と文章に対してきわめて正確で誠実である」という印象は、まったく同一のものです。

たとえば……引き合いに出して申し訳ないのですが、就任以来の安倍首相の言葉を聞いていると、まさに「正反対」の印象です。言葉と文章を常に裏切り、しかも、それをかなり意識してやっている……ここまで「言葉」というものを汚し、辱めた総理は、おそらくかつていなかったでしょう……「文学的」に見れば「死」に値する大罪ですが、そこを突く意見が少ないのは……やっぱり社会全体が、「言葉と文章への誠実さ」を大きく失っている証左ではないかと思います。

こういうブログとかでは、いくらでも「正直、正確」ができるけれど、一旦、その文章や言葉が社会性を持ちはじめると、いろんな「しがらみ」に気をつかって「正直、正確」から離れていく……それが「大人の対応」とかいう考えもあるのかもしれないけれど……今回の「大飯判決文」においては、そういう「社会内存在」であっても、きちんと、どこまでも、言葉に対する「正直、正確」を貫き通すことができる……それを示したということで、まさに画期的なできごとだったのではないかと思います。いろんな文学者が、求め求めて、それでも一生かかっても得られるかどうかわからない、言葉に対する「正直、正確」……それを、「ゲンパツ問題」という極めて重大な社会的ジャムの中で、きちんと貫いてスックと立てた……これは、ある意味、文学者が究極に目指す地点なのではないか……そんな思いもあって、私は「文学賞」にもふさわしいと思いました。

大飯判決文、ノーベル賞になってもならなくても、「人類の宝」だ。生きているうちにこの文章が読めて、ホントによかった……つくづくそう思います。

http://www.news-pj.net/diary/1001

*私が読んだのは、↑このサイトです。謄本のPDFもあるようですが↓、なぜか途中までしか載ってません……

http://www.cnic.jp/wp/wp-content/uploads/2014/05/e3ebefe20517ee37fc0628ed32be1df5.pdf#search=’大飯+判決文’

絵本展が終了しました。/Exhibition was over.

絵本展終了_600

絵本展が終了しました……2日間だけの展覧会なので、あっというまでしたが、長年ごぶさたしていた友だちにも会えたりとか、充実の日々(というか2日間)でした。

帰り道に、妹が白猫くんを発見。家の、かなり高いところにある生け垣に埋もれてお休みになっておられるところだったみたいです……なんせ、35°?……この2日間、灼熱の太陽が容赦なく照りつけて真夏日(というか猛暑日?)……この白猫くんじゃないけれど、もう全身ぐったりで、家に帰り着いたときにはもうエネルギー残量がゼロ……そうか、これが、かの有名な熱中症なのか……と気づいたときにはすでに遅く、なんの力も残されておらず、ただ寝るのみ……

絵本展は、いろんな新しい出会いもあって、参加してよかったなと思いました。新しい作品(というか、御茶目新聞の架台なんですが)もできたことだし……で、帰りに、新栄の秘密の場所で恒例のハンバーグ定食を食べて帰りました。

★てめーら、人?が寝てるとこ見てておもろいか?(白猫くんのコトバ)